ディセンディングトライアングルは、アセンディングトライアングルとは逆の形で現れます。仮想通貨の価格は一定の範囲内で下落と反発を繰り返します。価格が反発した各ポイントを結ぶと、水平線となります。
一方、戻り高値は毎回前回よりも低くなり、これらの高値を結ぶと下向きの斜線が形成されます。2本の線が徐々に収束するにつれ、取引量も縮小していきます。

ディセンディングトライアングルが形成されると、価格はその後も下落しやすくなります。そのため、ディセンディングトライアングルは下落相場を示すシグナルとされ、名称の由来となっています。
各戻り高値が毎回低下すること自体が下落のサインです。ダウ理論における下降トレンドでは、高値が前回よりも低く、安値も前回よりも低くなるため、ディセンディングトライアングル出現後もさらなる下落が続く可能性が高いといえます。
仮想通貨価格がディセンディングトライアングルの支持線を下抜けし、陰線で終えた場合は下落局面を表し、買いエントリーのシグナルとなります。

仮想通貨価格がディセンディングトライアングルの抵抗線を上抜けし、陽線で終えた場合は上昇局面を表し、売りエントリーのシグナルとなります。


上図はGate FuturesのBTC日足チャートです。2021年6月15日から2021年7月21日にかけて、BTCは$58,000から約$30,000まで下落し、その後約$41,000まで反発、ディセンディングトライアングルが収束し、形成されました。ディセンディングトライアングルの上辺が約$32,500でブレイクした後、価格は上昇を続け、2度目の大きな上昇に繋がりました。
三角形パターンはローソク足チャートで頻繁に現れ、ダウ理論のトレンド転換とも一致し、市場予測に広く活用されています。標準パターンだけでなく、不規則なパターンもあるため、実際の取引では正確に識別しましょう。
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