よく「あなたのあのアカウントは全部突っ込んで一発当てたの？それとも何かインサイダー情報があるの？」とDMで聞かれることがあります。

正直言って、私はただ苦笑いして首を振るしかありません。最初の2000Uの元手から今の7万Uまで増やせたのは、一か八かの大勝負でもなければ、謎のルートでもありません。ただ「小さく素早く動き、利益を確実に確保し、徐々にポジションを増やす」という地道なロールオーバー手法を使っただけです。地味に聞こえるかもしれませんが、まさにこの一見不器用な方法こそ、スノーボールをどんどん大きくする秘訣なのです。

**スタート段階：2000U、まずは倍増を狙わない**

最初の2000U、私はこれが一夜で2万になるなんて全く期待していませんでした。このお金はむしろ「学費」のようなもので、市場の癖を知り、手応えをつかみ、失敗コストをコントロールするために使いました。この時、自分に3つの鉄則を課しました：
- レバレッジは最大3倍、絶対にそれ以上にはしない
- 自分が理解できるトレンドだけを取り、少しでも利益が出たら即撤退
- 1回の取引での損切りは絶対に総資金の5%を超えない

利益は遅い？確かに遅いです。でもアカウントが飛んだことは一度もなく、最大ドローダウンも常に20%以内に抑えていました。地道にコツコツ2000Uを6000Uへ。技術的には地味な一歩に見えるかもしれませんが、実はこれが最も重要なフェーズです。大半の人は「生き残る」段階すらクリアできず、いきなり10倍20倍を狙ってしまうのです。

**中級段階：6000U以降、安定しつつスピードアップ**

6000Uを超えてからは、少しずつレバレッジを上げましたが、決して無謀な増やし方はしませんでした。トレンドが明確で、玉がきれいで、情報も伴うチャンスのみ中期保有でエントリーしました。実践で心がけたのは：
- トレンドに沿って分割でポジション追加、一定区間ごとに利益をロック、最後の一滴は狙わない
- 「利益確保のストップロス」を設定——更に利益を伸ばすか、損せず退出
- 不明確な相場は積極的にスルー

この段階で3回の重要なトレードで口座を2万U超まで伸ばせました。でも逃したチャンスも多かった——しょうがない、逃してもせいぜい儲けが減るだけ、でも一度の大ドローダウンで今までの努力が全て消える可能性もあるからです。

**ラストスパート：2万Uから7万Uへ、分割+複利が王道**

2万Uを突破してからは、資金を3〜5つの独立したサブ口座に分割、それぞれが異なるリズムで運用（短期スイング、高ボラ銘柄、ニュース狙いなど）。コアのロジックはひとつ：

**利益が20%-30%に達したら即部分利確、利益は「保険箱」にロック、残り資金でさらに分割運用。**

例えば、3000Uが3900Uになったら、900Uの純利益を即引き出し、残り3000Uでさらに回す。あちこちで利益が出たら即ロック、複利の力でアカウントを7万Uまで押し上げました。

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まとめると、ロールオーバーは決して運任せの一発勝負ではなく、システマティックな規律とリズム感に支えられたものです。仮想通貨界隈には一夜で大金持ちになりたい人が溢れていますが、本当に4サイクルの波を耐え抜き、継続して利益を出せるのは、ロールオーバーの重要性と規律を守る人たちです。

欲張らず、賭けず、戦い続けない。負けたら撤退、勝ったら利益をロック。

2000Uから7万Uまで、私は一番賢いわけでもなく、運が良いわけでもありません。でも一番安定していて、一番実行力があったのかもしれません。