「暗号資産は経済の12番目のセクターになる」:ケビン・オレアリー氏 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)

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「暗号資産は経済の12番目のセクターになる」:ケビン・オレアリー氏

市場が安定し、ビットコイン(BTC)が10万ドルを超えようと勢いを取り戻す中、「ミスター・ワンダフル 」としても知られる投資家ケビン・オレアリー(Kevin O’Leary)氏は、デジタル資産への支持を改めて表明し、暗号資産(仮想通貨)の次の章を切り開くために明確な規制を呼びかけている。

「私は、暗号資産が5年以内に経済の12番目のセクターになると考えている」と、5月15日にトロントで開催されるCoinDesk主催のカンファレンス「Consensus 2025」での基調講演に先立ち、オレアリー氏はCoinDeskの幅広いインタビューに答えて語った。

オレアリー・ベンチャーズ(O’Leary Ventures)会長のオレアリー氏は、伝統的なポートフォリオ構築と、この業界に殺到すると同氏が考えている機関投資家の資本に備えるための非常に慎重な計画に基づいた、暗号資産に対するアプローチを概説した。

暗号資産: 19%のアロケーション

オレアリー氏は、暗号資産と関連株式に19%を配分している。これには暗号資産への直接的なエクスポージャーと、コインベース(Coinbase)、ロビンフッド(Robinhood)、ワンダーFi(WonderFi)といった主要暗号資産取引所の株式が含まれる。

「ボラティリティは取引所にとって良いことだ。暗号資産が上がるか下がるかとは関係なく、取引所はインフラだから利益を上げるのだ」と、オレアリー氏は語った。

利回りについては、オレアリー氏は銀行預金よりもUSDコイン(USDC)を好んでおり、次のように語った。「今朝の利回りは3.822%だ。普通預金口座より良い」。またオレアリー氏は、サークル(Circle)社の株主であることを明かした。

それでもオレアリー氏は厳格な戦略に従っている。1つのポジションで5%を超えることはなく、暗号資産を含むどのセクターでも20%を超えることはない。

ビットコインETFにもストラテジー(Strategy)株にもノー

ビットコインをロングしているが、オレアリー氏はETF(上場投資信託)が好きではない。「なぜビットコインをETFで買って手数料を払うのか理解できない。正気の沙汰とは思えない」とオレアリー氏は語り、次のように続けた。

「暗号資産のボラティリティが欲しければ、ビットコインを買えばいい」。(ビットコイン現物ETFは2024年1月に米国でローンチされ、これまでに約1150億ドルの投資を集めている)

オレアリー氏はストラテジー株にも手を出さないとし、マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏は「素晴らしいストラテジストであることは間違いない。しかし、ビットコインを直接保有すれば良いではないか」と語った。

欠けているのは規制

オレアリー氏によれば、機関投資家による暗号資産の導入は、規制とコンプライアンスにかかっているという。大規模なファンドは、社内システムが株式や債券と同じようにデジタル資産を計上できるようになるまで、デジタル資産を購入することができない。

「何兆ドルもの資金が様子見している。しかし、規制され、コンプライアンス基盤が整うまでは動けない」。

だからこそオレアリー氏は、米国でのステーブルコイン法案に楽観的であり、まもなく可決されるだろうと考えている。そうなれば、「取引所を所有したい 」とオレアリー氏は語る。

「暗号資産カウボーイの時代は終わった。彼らは皆、服役中か重罪犯だ。今必要なのはコンプライアンスだ」。

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