Base-Solanaブリッジが正式にローンチ：915億ドルのオンチェーン経済の相互接続を推進

Layer-2ネットワークBaseはSolanaエコシステムと正式に統合され、Base-Solanaブリッジをリリースしました。これにより、ChainlinkのCCIPプロトコルを利用して、SOLやその他のSolana資産のチェーン間シームレス転送が可能となります。この動きにより、Baseはイーサリアム特化型のLayer-2ネットワークから、重要な流動性ハブへと変貌し、両エコシステム間の相互運用性が大幅に向上しました。

Base-Solanaブリッジは多層的な検証モデルによりセキュリティを確保しており、Baseの背後にあるCEXとChainlink CCIPノードが独立したバリデーターとして、すべてのトークン転送メッセージを検証します。この仕組みにより、クロスチェーン資産の安全性が効果的に保障されます。Chainlink Labsの最高商務責任者Johann Eid氏は、「Chainlink CCIPを活用することで、Baseは業界をより信頼性の高い相互運用性標準へと導いている」と述べました。

現在、複数の分散型アプリケーション（dApp）、例えばZora、AerodromeFi、RelayProtocolがすでにBase-Solanaブリッジをサポートし、ユーザーにSolana資産のネイティブ取引や利用を提供しています。このブリッジによりSolanaとEVMチェーン上の流動性が統一され、開発者はSolanaトークンを直接サポートできるようになり、両エコシステム間の連携が強化されました。

Baseの成長指標は際立っており、日間アクティブアドレスは88万超、ステーブルコイン時価総額は44.88億ドル、累計取引件数は37億件超、ピーク時の取引速度は1秒あたり140件に達しています。Baseの総ロックバリュー（TVL）は91.56億ドルとなり、主要な二次セキュリティハブとしての地位を固めています。

今回のアップグレードは、Baseが「万物経済」の中心ハブを目指す上での一歩となり、オンチェーン経済のグローバルな接続性をさらに推進するものです。今後、さらに多くのチェーンが加わることで、Baseはクロスチェーン資産のシームレスな流動の中核プラットフォームとなるでしょう。