香港に行く前は、スポーツ用品を買うなら銅鑼湾の大きなショッピングモールに行かなきゃと思っていた。


明るい照明、反射する床、店員はタイトな服を着てサイズを測ってくれる。
しかし、地元の友人に連れられて旺角の路地をくねくねと進むと、空しか見えない。
電線はクモの巣のように絡まり、入口にはユリの花ホテルの看板が掛かっている。
まるで秘密の拠点のように見える。
暗い階段を上がると、二階はバドミントンラケットを持ったおじさんたちでいっぱい。
手に持つビニール袋がガサガサと音を立て、目つきは刃のように鋭い。
誤って地下の取引場所に迷い込んだかと思ったが、実は彼らはただ羽毛球を団体で買い集めていただけだった。
一つ50元の高級羽毛球を箱ごと家に運んでいる。
スマホを持ちながら大声で話すのも憚られる。
彼らの内力の切磋琢磨を邪魔したくないからだ。
本当のスポーツの達人たちは、プラスチックのコートで球を打つわけではなく、
むしろ崩れそうなこの建物の中で軽功を練習している。
靴を買ったらすぐに逃げ出した。
長居して潜入捜査官だと思われるのが怖いからだ。
結局、私が800メートル走るだけでも息が上がるのに、
そんな場所にいる資格はない。
こんな場所は、真の大神か、私のようなただ写真を撮るだけの運動不足のクズしかいない。
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