取引所に初めて入ったその日からすでに被害に遭う、そんな呪いが大多数の人にかかっているようだ。

毎日上昇を追いかけて売り買いを繰り返し、感情を見極め、さまざまな指標を研究し、最後に失敗したときに気づく——自分を打ち負かすのは相場ではなく、最初から間違った取引ロジックだ。

多くの損失を経験してやっと理解したことがある：相場の動きを予測するのに時間を費やすよりも、信頼できる取引フレームワークを設計することに集中した方が良い。

注文を出す前に、私はいつも三つの質問を自分に投げかける：もし判断を間違えたらどう損切りする？利益を得たらどう分割して引き出す？そしていつこの資金をアカウントから引き出す必要があるのか？この三つの質問を深く考えきれなければ、絶対に動かない。

特に重要な細部がある——アカウントの利益が元本を超えたら、強制的に資金を引き出す。なぜなら、そのままアカウントに蓄積された利益は、市場が遅かれ早かれ元本と利息を合わせて回収されるからだ。本当にあなたのものとなる利益は一つだけ：取引市場から離れ、実際に手に握っているお金だけだ。

「方向性を見極めて一気に行く」なんて言葉について？市場には基本的に存在しない。乱高下が常態だから、私の戦略は分散参加——異なるロジック、異なるポジションを複数回に分けて建てることだ。たとえ判断を全て間違っても、損失はコントロール範囲内に収まるし、方向性が正しければ利益と損失の比率は自然に拡大する。

私の成功率は実は高くないが、長く生き延びることができているのが勝因だ。損切りは決して負けを認めることではなく、むしろ取引の場に留まり続けるためのパスだ。一度も完全に退場させられなければ、大きな相場は必ず巡ってくる。

取引の最後に勝負するのは何か？誰の目線が最も鋭いかではなく、誰が安定して前に座り続けられるかだ。市場が最も恐れるのはあなたのミスではなく、一度のミスで完全に退場させられることだ。

かつては闇の中を手探りで進んでいたが、今は手に灯りを持っている。灯りがついているなら、あなたはついてきますか？