私は暗号資産の世界に入ってから7年以上経ち、大きな上昇と下落を経験し、多くの人がコインを持つことで富を実現するのを見てきました。また、追いかけて売り買いに失敗し破滅した人も数多く目の当たりにしています。今日は、ちょっと実用的な話をしたいと思います。玄学的な話はせず、この市場で普通の投資家が生き残るためのルールを分析します。

**第一の真実：持ち続けることが最大の利益**

最も儲かるのは頻繁に取引する人ではなく、コインを持ち続けられる人です。私の知り合いに、2011年に2000円で10ビットコインを買った人がいます。その後、忙しくて完全に忘れていたのですが、今年の初めに思い出して口座を確認したら、その投資はすでに400万円以上になっていました。正直なところ、この「忘れた投資」は99%の人には真似できないでしょう。

なぜか？人間の本性はじっとしていられないからです。

少し上がるとすぐに売りたくなる、上昇幅を逃したくないから。少し下がるとすぐに損切りしたくなる、下落を恐れるから。新しいコインが上昇しそうだと聞けば、すぐに全資金を投入してハイリスクを取る……こうして、何度も騙されて搾取され、終わりのない追いかけと売り買いのループに陥るのです。

真の逆転劇はまさに逆人性です。余剰資金を使い、計画を立てたら相場ソフトを閉じ、コインを冷蔵庫にしまい、ネットから物理的に隔離します。例えば、毎月一定額をビットコインやイーサリアムに投資する。これは一見愚かで退屈に見えますが、長期的に見ると、この戦略は短期のチャート追いかけをするトレーダーを楽に凌駕します。

**第二の真実：初心者が死ぬ原因と生き残る道は同じ**

第一の落とし穴——FOMO（恐怖感情）に縛られないこと。毎日「百倍コイン」の夢を語る人がいますが、新参者が突っ込むとほぼ確実に「パシリ」になります。実際のところ、シンプルです。早く参入した人が儲けるのは、後から入った人の資金を吸い取るからです。プロジェクト側が好材料を出してコインの価格を釣り上げると、個人投資家たちは追随して突っ込み、相手の操る大口が逆手に取って売り浴びせる。こうして、韭菜（刈り取られる草）は毎年同じ手口で搾取され続けます。

第二の落とし穴——高レバレッジ取引に注意。高倍率のレバレッジは一見、短期間で大きく稼げそうに見えますが、実際には爆破（強制ロスカット）が待っています。暗号資産の価格変動はもともと激しいのに、レバレッジをかけるのは火遊びに過ぎません。多くの人は資金が十分にあったのに、一度のレバレッジ爆破で永久に退場してしまいます。

**最後のアドバイス**

この市場には暴利の物語は溢れていますが、長く生き残る投資家こそが真の勝者です。毎日特定のコインが10倍になるかどうかを追い求めるよりも、どうやって資本を守りながら次の牛市まで生き延びるかを考えた方が良いです。定期的に一定額を積み立てて長期保有を続け、レバレッジを避け、全資金投入（All in）を拒否する——これら最も退屈に見える戦略こそ、最も効果的なのです。