$ETH技術面速覧（12月29日）

イーサリアムは今日3000ドルまで戻したものの、正直言ってこの位置は特に喜ぶべきところではない。12月22日の高値もまだ抜けておらず、上方の圧力は依然として強い。

**現状の局面はどのようなものか？**

3000ドルのラインは非常に重要であり、心理的な節目であると同時に技術的な節目でもある。問題は、市場の今の感情がやや弱気であり、追いかけて買うリスクはかなり高いということだ。介入を考えるなら、まずは状況がどちらに向かうのかをしっかり把握する必要がある。

**二つの可能な動き**

下落した場合、2950ドル（最近のサポート+100時間移動平均線）と2920ドル（主要サポートライン）が安定を保てるかどうかを見るポイントとなる。上抜けを狙う場合、重要な抵抗線は3030-3050ドルの範囲にあり、ここを出来高を伴って突破できれば、3120ドルまで試す可能性がある。

逆に、サポートを割った場合は、さらなる弱含みに警戒しなければならず、下には2880ドルと2800ドルのサポートが控えている。

**注意すべきポイント**

リスク管理第一——必ず損切り設定を行うことが最低条件だ。年末の市場流動性はもともと乏しく、相場の振れに惑わされやすい。

もう一つの現象として、オンチェーンデータによると大口投資家が静かにポジションを積み増している一方で、個人投資家の需要はやや弱いことがわかる。これは市場構造が依然として複雑であり、単純に判断できないことを示している。

**簡単に言えば**

現段階では、最も安全なのは重要な価格帯を基準に判断することだ。新高値を確定的に突破していない、または重要なサポートが安定していない段階で、無理に追いかけるのは避けた方が良い。適切なレンジで高値で売り、安値で買い戻すか、あるいは様子見をするのが賢明だ。追いかけて買い、売りを急ぐ行為は、明確なシグナルが出ていないときは絶対にやらないこと。