金曜日の夜10時半、突然スマホがひっきりなしに震え始めた。開いてみると、グループの古くからの友人が長いボイスメッセージを送ってきていた。声が震えている。「兄弟、終わった……子どもの留学資金が全部なくなった。うちの嫁は、俺が教えた手順通りに操作しただけなのに、結果がこれだ……」



すぐに一番大事なことを聞いた。「助記詞(シードフレーズ)、写真撮ったり、どこかに保存したりしてない?」相手はしばらく沈黙し、そしてため息が聞こえた。実はこの友人、先月出張に行く時、奥さんがウォレットを使えないかもしれないと心配して、12個の単語をそのまま写真に撮り、「この順番で入力して」と赤ペンで囲ってWeChatで送っていた。さらに、手取り足取り教える小さな動画まで録って送っていた。その結果、奥さんが夜中に送金しようとした時、300万円がいくつかに分けて全部盗まれ、プラットフォームのカスタマーサービスに連絡しても「これはご本人の操作なので、どうにもできません」と言われただけ。

この業界で6年もやっていると、こういう話は数え切れないほど見てきた。みんな値動きばかり必死に追っているが、基本的なセキュリティ対策は?多くの人が全く気にしていない。今日は命を守る3つのルールを話そう。相場を見るよりずっと大事だから、特に初心者は絶対に覚えておいてほしい。

**第一条:助記詞は絶対にネットから切り離すこと。電子機器に触れた時点で資産を差し出しているのと同じ**

助記詞はあなたの資産の万能キーだ。想像してみてほしい。あなたが300万円の現金を金庫に入れて、その鍵の写真をSNSに投稿する――そんな馬鹿な話あるか、と思うだろう?でも、多くの人が実際にそれをやっている。スマホのメモに保存して、スマホを失くしたら1日で260万円が消失した人もいる。クラウドメモが安全だと思っていたら、アカウントがハッキングされ、一瞬で資産がゼロになった人もいる。業界統計によると、昨年の暗号資産盗難事件のうち、7割以上は助記詞を電子データで保存したことが原因だった。スマホでも、パソコンでも、クラウドでも、「便利そう」に見える場所はすべて危険だ。
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