昨晩から今朝にかけて、暗号資産業界でいくつか注目すべき出来事がありました。

まず規制面での大きなニュース——CFTCの代理議長が突然発表し、現物の暗号資産が彼らの登録取引所で直接取引できるようになりました。これは何を意味するのか？米国の規制枠組みがついに正式に暗号資産を受け入れ始め、もはや単なる先物デリバティブとしてだけ見なされなくなった、ということです。この一歩はかなり大きいです。

Robinhoodも素早く動き、AEROの取引を即座に開始しました。最近は製品ラインの拡大ペースが非常に速く、暗号資産分野で確実にシェアを取りに来ているようです。

技術エコシステムの面では、CoinbaseがインキュベートしたLayer-2ネットワークBaseが大きなニュースを発表——Solana資産ブリッジをローンチしました。イーサリアム系とSolana系がついにBaseという橋を通じて接続され、クロスチェーンの進展がまた一歩進みました。同時に、Polymarketは独自のマーケットメイクチームを積極的に募集しており、流動性と市場の厚みを高めたい狙いが明らかです。

マクロ経済の方では、あまり楽観的ではないニュースが入っています。米国連邦債務が再び30兆ドルの大台を突破し、この数字は2018年の約2倍です。債務圧力は非常に大きく、ドル為替レート、金利動向、リスク資産の価格付けなどに連鎖的な影響を及ぼします。

それでも市場はやや楽観的な見方をしており——今後数年でフェデラルファンド金利が3.25%-3.50%のレンジに下がる可能性があります。元ホワイトハウス経済顧問のKevin Hassettは、FRBが次回の会合で25ベーシスポイントの利下げを行う可能性があるとも述べています。もし本当に利下げとなれば、暗号市場や他のハイリスク資産にとって流動性サポートが十分確保されることになります。