**BTC多空パワーインデックス：44/100 — 弱含みのレンジ、短期で一息つくも力不足**

BTCは現在90,670ドル付近をうろうろしています。昨日の引け際の急騰？一瞬で終わり、また中間レンジに戻りました。全体的に弱々しい反発で、短期的には下げ止まったように見えますが、トレンド転換？今のところその兆しはありません。上は91,300～92,000ドルがレジスタンス、下は88,900ドルと89,800ドルがサポートです。

**短期：レンジの攻防、どちらも優位に立てず**

15分足を見ると、MA7とMA25が再び重なり、典型的なレンジ相場です。MACDは底から小さなゴールデンクロスが出ましたが、エネルギーが弱く、明らかにオーバーシュートからのテクニカルリバウンドで、本格的な上昇ではありません。RSIは47～52の中途半端なレンジで推移し、ムードは「様子見」。つまりボトム圏での揉み合いですが、出来高も伴っておらず、大きな動きは期待できません。

1時間足はさらに分かりやすく、小反発もすぐに押し戻されています。MA7は下向きに転じてMA25に近づき、MACDの勢いも減退、RSIも48前後で推移。買い方は力不足で、連続した上昇は夢のまた夢。市場は短期的な様子見モードで、みんながシグナル待ちの状態です。

**中期：下降チャネルを抜け出せず、反発はあくまで足掻き**

4時間足では依然として下降チャネル内に閉じ込められており、MA99が強力なレジスタンスとなっています。直近の反発もトレンドラインにまで届いておらず、中期的には依然として売り優勢です。MACDの売りエネルギーは減少傾向ですが、トレンド転換にはまだ遠い状況。RSIは50付近で、トレンドの分岐点に位置し、今が攻防の重要局面です。

日足ではMA7がやや上向きですが、まだMA25の下に位置しており、典型的な弱い反発構造。MACDの売りエネルギーも減少し、下落は鈍化していますが、RSIは45前後で推移し、売り圧力は弱まっても買い方が主導権を握るには至っていません。92,500ドルをしっかり上抜けできるかがカギ—抜けなければ、中期的な反発の勢いは限定的となります。

**長期構造：調整は終盤だが、まだ泥沼を抜けきれず**

週足ではMA25付近で揉み合いが続き、下げ止まりは見られるものの、トレンド転換には時期尚早。MACDは依然下向きですが、下落ペースは鈍化。RSIは39～40で推移し、長期的には弱気センチメントが続いていますが、パニック的な急落には至っていません。総合判断として、大規模な調整局面は終盤に差し掛かっていますが、最後の揺さぶりがまだ続いている状況です。

**ファンダメンタルズ3点**

第一に、今週アメリカのCPIデータが発表予定で、市場はこれに注目しています。インフレ指標がさらに低下すれば、リスク資産は短期的に恩恵を受けるでしょう。

第二に、BTCのETF資金は昨日小幅な純流出となり、機関投資家も様子見の姿勢で積極的な買いは見られません。

第三に、取引所の保有BTC量は減少が続いていますが、オンチェーンのアクティビティは付いてきておらず、資金は「買い」ではなく様子見に回っています。

まとめ：今は短期的な下げ止まり局面ですが、上昇モメンタムに欠ける状況。押し目買いを狙うならもう少しシグナルを待つべき。買いで追随するなら、まずはレジスタンスをしっかり突破できるかを確認しましょう。