最近、業界ではずっと議論されている問題がある。それは「ビットコインは本当に“デジタルゴールド”なのか?」ということだ。私の考えを言えば、この話はまず——あなたが言う「ゴールド」がどのゴールドなのかをはっきりさせる必要がある。



まず「信頼」について話そう。ビットコインは誰も信じる必要がない。2,100万枚という上限がコードで決まっていて、マイナーのハッシュパワーがすべてを決める。でも、Tether GoldやPaxos Goldのようなゴールドトークンは違う。発行体が本当に金を金庫に保管しているかどうかを信じなければならない。これが「信頼の再構築」だ。ビットコインは分散型、ゴールドトークンは結局、機関の顔色をうかがう必要がある。

価値のロジックもまったく異なる。ビットコインは「無から希少性を生み出す」ことをしている——デジタル世界で「有限とは何か」を強制的に定義している。これはゴールドにはできない。一方、ゴールドトークンは、何千年も前から人類が認めてきた実物資産をブロックチェーンに載せるものだ。メリットは、0.001グラムのゴールドでもDeFiで運用でき、プログラム取引もできること。現物の金条ではできない芸当だ。

市場の動きを見ると、さらに面白い。2025年にはビットコインがナスダック指数とどんどん連動し、テック色が全開になっている。一方、ゴールドトークンは金価格に素直についていき、リスク回避の時も絶対に裏切らない。ビットコインは攻めのテック株、ゴールドトークンは守りの債券ファンドのようなものだ。

今、業界には三つの派閥がある。ビットコインこそが真のデジタルゴールドだと考える人——アルゴリズムが保証する希少性は他を圧倒するという立場。ゴールドトークンこそ伝統資金の参入の最良の入り口で、安定感とブロックチェーンの速さを兼ね備えているという人。そして、もっと多いのは「なぜ二者択一にこだわる必要があるのか?」という人たちだ。

要するに、ビットコインはデジタルネイティブの新しい信仰、ゴールドトークンは伝統的世界のテクノロジー改良版だ。攻めたいならBTCを多めに、安定を求めるならゴールドトークン、両方持つのもあり。これは一択ではなく、自由に組み合わせる資産パズルなのだ。
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ContractHuntervip
· 12-10 17:41
この比較にはあまり意味がないと思います。BTCはそのままBTCであり、数字の金と無理に言うと、その格を下げてしまいます。
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OnchainHolmesvip
· 12-09 19:30
やっぱり、私はBTCの方が純度が高いと思う。結局、トークンの仕組みは最終的に機関を信じることになる。
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GweiWatchervip
· 12-09 19:29
うーん…言っていることはもっともだけど、BTCの「アルゴリズムによる信頼」ってやっぱりちょっと不安なんだよね。 ゴールドトークンは金価格と完全に連動しているから、その点は確かにちょっと退屈だよね。 二本立てで資産を分散するのは悪くないアイデアだけど、本当にオールインする人はやっぱり少数派だよね。
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SilentAlphavip
· 12-09 19:28
二者択一は偽命題だが、BTCのあの「無から希少性を生み出す」ロジックは本当に見事だ。
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