市場が突然おかしくなった！

ここ数時間で、業界内から2つの重要な動きが伝わってきた。

まず、ある古参級ビットコインクジラが大手取引所から現物1,000万ドル分を一気に引き出し、続けて手持ちのイーサリアム空売りポジションをすべてカットした。同時に、ETHの1時間足MACDがちょうどデッドクロスを形成し、価格は2820に張り付いて上下どちらにも動かない状態だ。

今、全員が板を見ながら同じ質問をしている：今夜ETHは2930を突破するのか、それとも2780に向かって急落するのか？

まずはこの大口の動きを分解してみよう。

この人物は何者か？かつて5万BTCを手にしていた伝説のトレーダーで、過去の大きな動きも市場のタイミングを正確に捉えていた。昨日も、1,500万ドル相当のETH空売りを清算し、54,000ドルの利益を得て即座に出金している。

空売り清算自体が微妙な動き——短期での下落継続には懐疑的ということだ。しかし、出金という行動は意味深だ。売り叩いて現金化するつもりか、あるいはもっと安値で買い直すつもりか。

さらに重要なのは、この人物が昨年10月11日の大暴落前にもショートで1億ドルを稼いだこと。その動きは常に市場の半歩先を行く。今回の出金も、相場転換前のシグナルである可能性が高い。

次にテクニカル面を見てみよう。

ETHは今2824で足踏み、上は2930が大きな壁、下は2780が最後の防衛ライン。MACDでは白線が黄線を下抜けデッドクロスを形成、両線とも0ラインを割り込んでおり、指標的には弱気に傾いている。

だが問題はここだ：大きなトレンドは上向きなのに、なぜテクニカル指標が突然逆のサインを出すのか？

答えは意外とシンプルかもしれない——マーケットメーカーの常套手段だ。まずテクニカルで恐怖を煽り、個人投資家に投げ売りさせてポジションを奪い、その後一気に買い上げる。

今夜のシナリオは高確率でこうなる：
まず2860〜2780のレンジを下に試し、守れれば素早く反発して2930を目指す。だが、もし出来高を伴って2780を割ると要注意だ。