今回の利率会合は、年内で最も悩ましい決断の瞬間になると思う。

市場はいま大きく割れている——トレーダーはほぼ確実に25ベーシスポイントの利下げを織り込んでいるが、最新の経済指標は依然として引き締めのシグナルを出している。このねじれで、価格の動きにまったく一貫性がなくなっている。

自分の意見？利下げ自体は実はポイントじゃない。本当に相場を動かすのは、議長の発言のトーン。昨年も経験したが、相場を崩すのは政策決定そのものではなく、記者会見での曖昧なコメントがみんなを混乱させることだった。

ここ数日はBTCが86から92のレンジ内でどう動くかを徹底的に観察するつもり。2021年にも同じようなレンジ相場があり、みんな“大きな日”を待っていたが、本当の動きは1日前に突然始まった。あの時は焦ってエントリーしてしまい、そのまま動けず損をした。今回は冷静に、もう無謀な行動はしない。

自分の戦略はとてもシンプル：
まずはボラティリティの変化を見る。今はETF資金が継続的に流入していることもあり、市場は「結果」よりも「期待」に対して強く反応しやすい。もし本当に利下げがあり、かつ会合後の発言がハト派寄りなら、主要通貨は一気に急騰する可能性が高い。でも自分は慌てて底を拾いに行かず、明確なシグナルが出るまで待つ。この市場で生き残るには、誰よりも早く動くことより、慎重でいることの方が大事。

今週は本当に方向感が決まるかもしれない。
もしFRBがハト派姿勢を見せれば、短期的には一息つけるが、トレンド転換にはその後のマクロ指標がついてくる必要がある。

以上が自分の考え。今回の相場、最後に笑うのは誰か見届けたい。