4000Uを35000Uまで増やした時、多くの人の第一反応は「運が良かっただけだろう」。

でも、この数日の取引をじっくり見ていた人なら皆わかっている——これは偶然の産物ではなく、実行力・リズム感・判断力が一つずつ積み重なった結果だ。

最初に彼を指導し始めた時、すぐに気づいたのは：テクニカルの問題ではなく、彼自身の方向感覚が乱れていることだった。上がれば乗り遅れが怖く、下がれば暴落が怖い。相場が動くたびに頭も一緒に揺れてしまう。倍増を狙うなら、まずこの癖を直さないとダメだ。

---

**第一段階：「相場を“理解する”」ことを学ぶ——“見る”だけでは足りない**

ずっと彼に強調していたのはこうだ：稼げるかどうかは注文ボタンを何回押したかではない。「資金がどちらへ動こうとしているか」を事前に感じ取れるかが全て。

この数日、相場は上下に大きく揺れたが、私は彼にローソク足パターンを暗記させるのではなく、こう教えた：

- どの出来高が本物の推進力か？
- どの価格帯が偽のブレイクか？
- どの位置で買い誘い／売り誘いが起きるか？
- どのレンジで資金が積極的に入ってきているか？

これらのロジックを初めて理解した時、口座は自然と4kから7kへと増えていった。

多くの人が損をするのは、チャートを“どう見えるか”だけで判断しているから。私は彼に“なぜそうなったか”を見せた。違いはここにある。

---

**第二段階：混乱の中でスイングのリズムを掴む**

相場が何度も揺さぶられる時こそ、スイングで差益を狙うゴールデンタイム。他人が焦っている時こそ、私は一番快適だ。

ここで最も重要なのは、多空の力が入れ替わるパターンを見抜くこと。

私が彼にやらせたのは、全て明確な根拠あるトレードだけ：

- 売り圧力が弱まったら→リバウンド狙いで買い
- 買い圧が鈍ったら→売りで慣性を取る
- レンジで何度も上下したら→重要なポイントだけ、真ん中のノイズには手を出さない

7kから1.5万まで、こうした5～6回の構造的なトレードを積み重ねてきた。

---

**第三段階：利益で利益を伸ばし、口座を加速させる**

1.5万になった後、私は彼に利益部分と元本部分のポジションを分けさせた——もはや全額All inせず、一発勝負はしない。

コアの考え方はこうだ：元本で無理な勝負をせず、利益でポジションを拡大する。

1.5万から3.5万に本格的に伸びたのはこの段階——リズムが合い、ポジション管理が合理的になり、方向性が明確になったからこそ、結果が自然とついてきた。

未来を利益で押し進める、元本で無理に戦わない。利益ポジションと基礎ポジションは必ず分けること。

---

これらを理解できれば、なぜ4000Uが35000Uになったのか自然と分かるはずだ。

理解できない人だけが、これを運だと思う。