先週末、旧友と焼き肉を食べに行ったとき、彼が突然スマホを私の前に差し出してきた——口座残高28万U。

私は箸を落としそうになった。なにしろ4ヶ月半前、この友人の口座には1700Uしか残っておらず、最初の600Uの元本すら回収できていなかったのだ。

彼は暗号資産市場で6年間もがき続けてきたが、12月1日のあの日は本当に大損だった。

ビットコインが8.7万ドルを割り、イーサリアムは1日で5.67%暴落、彼が全力投資していた6万Uが一気に1700Uにまで縮んだ。その夜、彼はすべての取引アプリをアンインストールし、私と朝まで飲み明かし、「二度とハイレバレッジには手を出さない」と誓った。

だが、3日後にまた彼が現れ、負けず嫌いの眼差しでこう言った——「600Uが6万まで増やせたなら、1700Uだってできるはずだろ？」

彼は口座を新規アカウントだと思って再スタートし、今回は全く異なる方針を取った。

資金を三分割し、1回の取引ごとに550Uしか使わず、20Uのハードストップラインを設定。12月3日、ETHが3240ドルまで反発して再び下落した際、多くの人が高値掴みで損をしたが、彼は落ち着き払っていた。

彼はいつもボロいノートを持ち歩き、すべての取引のエントリーロジックやスクリーンショットを貼り付け、1日2回だけ取引する。ある日の午前2時、彼は私にメッセージを送ってきた。「ETHを3100ドルでエントリーするのは遅すぎるかな？さっき24時間のボラティリティが4.38%だった。」

先週、ETHが3133.95ドル付近で横ばいになったとき、彼はすでに3連勝していた。稼いだ利益を取り出して再投資し、まるでゲームで装備を強化するかのようだった。

この間、市場では19万人以上がロスカットされたが、彼の口座は静かに28万まで増えていた。

羊肉の串を一口食べて、彼はこう言った。「今、もし3万ドルまで下がっても全然焦らないよ。」

12月の相場は確かに大きく上下し、ETHは2839ドルから3240ドルまで上昇した後、再び下落したが、彼はしっかり耐え抜いた。

この市場は、誰が速く走るかではなく、誰が長く生き残るかの勝負だ。

もしあなたもかつて失敗したことがあるなら、損失の数字ばかりにとらわれず、ペースを守れば必ず挽回できる。