FRBが交代?市場はこの筋書きに乗らず



12月9日付ロイター金融コラムの分析によると、トランプ氏の主席経済顧問ケビン・ハセットがパウエルの後任になる(任期は来年5月まで)との憶測が飛び交っているが、トレーダーたちは実際のお金を使って「考えすぎるな」と伝えている。

金利先物市場の価格付けはごまかせない——来年末までの利下げ予想はせいぜい75ベーシスポイント、つまり3回に分けて各25ベーシスポイントずつの利下げということだ。もっと興味深いのは、この3回の利下げのうち2回はパウエル退任前に済ませ、ハセット新議長が就任する2026年下半期には、あと1回しかチャンスが残っていない見込みだ。

なぜトレーダーはこれほど「冷静」なのか?計算してみれば分かる——新議長が引き継ぐ頃には、予想インフレ率はおそらくまだ3%近辺を漂っており、実質金利はほぼゼロ。これは何を意味するか?金融環境はすでに十分緩やかで、これ以上アクセルを踏み込む必要がないということ。トランプ流の「大規模金融緩和」の示唆は、市場は全く相手にしていない。

だからこそ、政策期待というのは、言葉だけでなく行動も見極め、データを読み解いてこそ、物語に流されずに済むのだ。
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ImpermanentLossFanvip
· 14時間前
ハセッテが登場しても無意味だ、マーケットは全くこの手に乗らない
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GateUser-26d7f434vip
· 12-09 14:14
ハセットが就任しても無駄だ。市場はとっくに見抜いている。この程度の利下げ余地で「大規模緩和」を狙うなんて、夢でも見てるのか。
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TradingNightmarevip
· 12-09 14:13
はは、またその手か?市場はとっくに見抜いているし、どれだけ騒いでもデータが物語るよ。
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ReverseTradingGuruvip
· 12-09 14:01
ハセットが来ても意味がない、データこそが本当のボスだ。トランプのやり方なんて市場は全く受け付けない。
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RegenRestorervip
· 12-09 13:54
ハセットが就任しても無駄、市場はトランプの金融緩和論を全く信じていない。 --- トレーダーのウォレットは一番正直だ。75ベーシスポイントの利下げが天井だ。 --- インフレ率がまだ3%でうろうろしているのに、なぜさらに利下げする必要がある?このロジックに間違いはない。 --- また「新しいトップ就任で最初の三つの施策」みたいな展開だが、市場はとっくに見抜いている。 --- 要するに、スローガンはいくら叫んでも、データは目の前にあるし、誰も誰も騙せない。 --- パウエルが退任する前に2回利下げして終わり、その後はハセットもこの件は引き継げない。 --- 本当の取引ロジックはそれほど残酷で、どんなに強い人物像でも市場のプライシングには勝てない。 --- 2026年に利下げのチャンスが1回しか残らない?絶望的すぎる。 --- トランプの大規模金融緩和の夢は市場から聞き流されている、ちょっと面白い。 --- 先物市場がどうプライスするかを見る方が、誰の約束を聞くよりも現実的だ。
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GasFeeCriervip
· 12-09 13:54
本当に市場はこんなにもリアルだ。話を聞くだけよりも、トレーダーの手持ちチップを見る方がいい。トランプのあの言い分は暗号資産業界にも通用するね。
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MemeCoinSavantvip
· 12-09 13:51
つまりトレーダーたちは「リーダーシップ交代の話題には乗らないよ」って感じだったんだね(笑)。正直、利下げ幻想の計算も全然合ってないし。インフレはまだガチガチに粘着するだろうし、FRBのピボット劇場で突然ムーンするなんて誰が期待するの?正直、これはトランプ政権からのコピウムの極みだけど、市場は「いや、俺たちは75bpsのシナリオでいいから、ありがとう」って感じだよね。
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