CVDという指標について話そう――累積出来高変化（Cumulative Volume Delta）

簡単に言うと、CVDは市場の積極的な買い注文から積極的な売り注文を引いたもので、純流入・流出を見ます。

資金調達率や建玉（OI）と比べて、CVDはよりダイレクトです。CVDはリアルタイムで売買の力関係を反映し、資金調達率のような遅延はありません。価格が横ばいでもCVDが突然上昇した場合、資金がこっそり買い集めていることを意味することが多いです。逆に価格が上がってもCVDが弱いときは、ダマシ上げのシグナルかもしれません。

この指標をローソク足と組み合わせて使うことで、主力資金の本当の動きを見抜く助けになります。