#稳定币争议 今回S&PがUSDTに最低評価をつけたのには、正直ちょっと笑ってしまいました。思い返せば、USDTが登場した当初はみんな「どうせ張り子の虎だ、すぐ崩壊する」と思っていたものです。ところが何年経っても、崩れるどころかますます大きくなっています。

正直、S&Pの評価基準は理解できます。高リスク資産の割合が高すぎる、透明性が不足している――これらは確かにUSDTが長年抱えてきた問題です。しかし、USDTが今の地位にまで成長したのは、格付けではなく、実際の市場パフォーマンスによるものです。

2022年、LUNAが崩壊し、FTXも破綻し、市場は大混乱に陥りました。その結果どうなったか？USDTは巨額の償還圧力に耐え抜き、むしろ市場シェアを拡大しました。この実力は、格付け機関の古い物差しでは測れないものです。

もちろん、USDTが米国市場で新製品USATを推進するには、コンプライアンス面で力を入れる必要があるでしょう。しかし、暗号資産市場全体で見れば、USDTの「兄貴分」としての地位は、当面揺るがないと思います。結局この業界では、市場が全てを決めるのであって、格付け機関ではありません。