12.8 BTC夜間相場分析

一、コアロジックの支え

1. マクロの強弱材料のせめぎ合い：FRBによるQT終了＋87%の利下げ予想が長期的な好材料。一方で、日本の91%の利上げ確率がキャリートレードの巻き戻し売りを誘発する可能性があり、短期的な資金センチメントは慎重。
2. テクニカル面の矛盾したシグナル：日足でEMA15トレンドライン90800を突破し短期強気のモメンタムを示すが、MACDも拡大し上昇。一方EMA30とフィボナッチで93600-94200に強いレジスタンス帯が形成され、週足は引き続き90000-95000のレンジ内で推移。
3. 需給構造の支え：取引所の保有枚数が66.8万枚純流出、70%のBTCが長期ロックアップ状態で流動性のある玉が希少。ただしETFによる新規資金流入は減速し、高値圏の売り圧力も完全には解消されていない。

二、トレンドの定性

短期はレンジ内強気寄り、中期はレンジ継続：夜間は90000-93000の範囲での攻防となる公算が高い。上抜けには93000の定着と出来高拡大が必要、90000割れなら88000サポートまで下落の可能性。明確な方向感が出るまでは、レンジ相場では「高値売り・安値買い」が一方向のポジションよりコスパが良い。

三、実践ターゲット（リスク管理＋エントリータイミング）

1. ロング戦略（押し目買いメイン、順張りで高値追いはしない）

- エントリーゾーン：90500-91000（EMA15サポート＋キリ番）、急落時は89500で追加買い
- 損切り：89000下（デイリー中軌割れ、短期強気ロジック無効）
- 目標：第一目標92000-92500（4時間足上限レジスタンス）、ブレイク時は93000-93500（利確後は一部ポジション継続保有で勝負）

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