2041年までにビットコインが$50M に?EMJキャピタルのエリック・ジャクソンが大胆な仮説を展開

EMJキャピタルのエリック・ジャクソン氏は、ビットコインがデジタルゴールドから中立的なグローバル担保へと進化し、2041年までに$50M ドル/コインという急進的な評価額に達すると見ている。

要約

  • EMJキャピタルのエリック・ジャクソン氏は、ビットコインが2041年までに$50M ドル/コインに到達すると予測している。
  • 彼の主張:ビットコインは「デジタルゴールド」から、国債の中立的なグローバル担保へと移行する。
  • ユーロドルを基盤とする担保層をビットコインに置き換えるには、ビットコインの価値が何桁も上昇する必要があると指摘。

EMJキャピタルCEOのエリック・ジャクソン氏は、ビットコインが2041年までに$50 ミリオン/コインに到達する可能性があると最近のインタビューで述べており、これは暗号資産分野でも最もアグレッシブな長期価格予測のひとつとなっている。

ジャクソン氏の予測は、BTC((BTC))が「デジタルゴールド」としての役割から、グローバル金融システムを支える主要な担保層として機能するように移行するという仮説に基づいている。

CEOは株式投資手法との類似性を引き合いに出し、2022年に株価が急落した後もカーバナ(Carvana)への投資ポジションを維持したことを挙げた。市場心理がネガティブだったにもかかわらず、同社のビジネスモデルは健全で、顧客からはプラットフォーム利用に対して好意的なフィードバックがあったと語った。

ビットコインは“月”に向かう可能性も

ジャクソン氏は同様の分析手法をビットコインにも適用し、短期的な価格変動や極端な市場コメントが、暗号資産の構造的な可能性を見えにくくしていると述べた。市場参加者の中には、ビットコインをポンジスキームと批判する人々から、ファンダメンタルズからかけ離れた評価額を予想する支持者まで幅広く存在している。

投資責任者は、価値保存手段として金と比較する一般的な枠組みから評価を始めた。ビットコインが金の時価総額に匹敵できるかについて疑問を呈しつつ、そのデジタル性やプログラマブルな特徴が若い世代には実物の貴金属よりも魅力的かもしれないと指摘した。ただし、2011年にピザ購入に使われた初期のトランザクションを除き、日常取引の手段として広く普及していないことも認めた。

ジャクソン氏の仮説は、価値保存だけでなく、国や中央銀行による借り入れを支える「グローバル担保層」としての役割にまで及ぶ。彼は、この基盤層が1960年代の金本位制からユーロドルシステムへと進化し、現在も国債市場と密接に結びついていると説明した。

「Vision 2041」と名付けたシナリオでは、ビットコインがユーロドルシステムに取って代わり、他のバランスシートを構成する中立的な資産として機能する。ビットコインはデジタルであり、中央銀行の方針や政治的影響から独立しているため、担保としての利点があるとジャクソン氏は述べた。これは米ドルや米国債への挑戦ではなく、国際金融システムの新たな基盤層の誕生だと位置づけている。

さらに、今後15年以内に、現在国債の発行・借り換えを行っている各国が、担保としてBTCを利用するようになる可能性があると予測。グローバルな国債市場の規模を考慮すると、ビットコインが主要な担保基盤となるには、その価格が現水準から何桁も上昇する必要があると主張し、2041年の価格目標を導き出した。

この予測は、過去数年間においてビットコインの価格が約15,000ドルから69,000ドルの間で変動してきた現在の評価額から大きくかけ離れている。

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