カンボジアのHuioneグループ、違法マーケット運営で14兆円相当の暗号資産を受け取る──米規制当局が規制強化へ:Elliptic | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)

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カンボジアのHuioneグループ、違法マーケット運営で14兆円相当の暗号資産を受け取る──米規制当局が規制強化へ:Elliptic

  • ブロックチェーンセキュリティ企業Elliptic(エリプティック)は、違法マーケットプレイスを運営するカンボジアのHuione Group(フイワン・グループ)は2014年の設立以来、980億ドル(約14兆2000億円、1ドル145円換算)相当の暗号資産を受け取ったと発表した。
  • FinCEN(米財務省金融犯罪取締ネットワーク)は5月1日、同グループの米国金融システムへのアクセスを制限する措置を提案した。
  • 同グループは1月、独自ステーブルコインUSDHを発行、その目的を「従来のデジタル通貨に対する送金制限を回避」するためと述べていた。

カンボジアの企業グループ「Huione Group(フイワン・グループ)は2014年以降、マネーロンダリングや「豚の屠殺詐欺」のようなオンライン詐欺を通じて、980億ドル(約14兆2000億円、1ドル145円換算)相当の暗号資産を受け取ったとブロックチェーンセキュリティ企業Elliptic(エリプティック)が発表した。米財務省は同グループを米国金融システムから排除しようとしている。

フイワンは、カンボジアの政治体制を長年支配するフン氏一族とつながりがある。テレグラムベースのマーケットプレイスを運営しており、ユーザーは個人情報、マネーロンダリング・サービス、さらには人を対象とした拘束具などを購入することもできる。

「フイワン・グループは、米財務省金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)がカンボジアを拠点とする同グループを『主要なマネーロンダリング懸念対象団体』に指定したことで、今週、厳しい監視対象となっている」と、エリプティックの共同創業者トム・ロビンソン(Tom Robinson)氏はCoinDeskに語った。

1月、同グループは独自ステーブルコインUSDHを導入。USDHは、テザーのUSDTなどとは異なり、外部組織によって凍結されることはない。ありません。このステーブルコイン「USDH」は「従来のデジタル通貨に対する送金制限を回避」するために発行された。

▶関連記事:240億ドル規模のテレグラム違法マーケットプレイスを運営する企業「Huione」がステーブルコインを発行

だが、ロビンソン氏はFinCENの規制強化措置は、同グループにとって「きわめて大きな打撃」と述べた。

「国境を越えたマネーロンダリング・ネットワークの検出と遮断を強化するための、金融エコシステム全体への警鐘と捉えるべきだ」

フイワンはまた、2018年から2024年にかけて約30億ドル相当の暗号資産を盗んだ北朝鮮のハッカー集団Lazarus Group(ラザルス・グリープ)から、15万ドル相当の暗号資産を受け取っていたとサイバーセキュリティ企業Recorded Futureは報告している。

CoinDeskは同グループにメールで連絡を試みたが、当記事掲載までに回答はなかった。

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