イラン大統領が米国の人々に宛てた直筆書簡「戦争を主導して始めたことは一度もない」—和解か、それとも心理戦か?

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イラン大統領ペゼシュキアンは水曜日に米国の人民に向けた公開書簡を発表し、「イランはこれまで主導して戦争を起こしたことはない」と主張、軍事的な構えを合法的な自衛として位置づけた。『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、テヘランが対話に応じる姿勢を示すイメージを作り込もうとしている一方で、対立の責任をワシントンに押し付けていると指摘する。しかし、IRGCがそれ以前に米企業を脅迫する動きを同時に行っていたため、この書簡の誠意は大きく損なわれている。
(前情提要:トランプ:イランは米国に停戦を求めている!ただし先にホルムズ海峡を開通しなければ、イランを「石器時代」にまで爆破して戻す)
(背景補充:イランは米軍艦隊を爆撃すると脅し、ホルムズ海峡を封鎖。トランプ:報復をするくらいなら、より猛烈な攻撃を招くだけだ)。

この記事の目次

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  • トランプの二本立ての路線とペゼシュキアンの呼びかけ
  • 被害者の物語
  • 公開書簡で講和を求めるが、IRGCは刃を研いでいる

一方はイラン革命防衛隊が18の米国テクノロジー企業に対して出した攻撃の最後通牒であり、他方は大統領直筆の書簡で米国の人民に向けて「イランは戦争を起こしたことはない」と高らかに訴える。テヘランの「強硬と柔軟」の両手が、同時に表に出ている。

『ウォール・ストリート・ジャーナル』によると、イラン大統領ペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)は水曜日に、国営メディアを通じて米国の人民に宛てた公開書簡を公表した。同書簡の中で、イランの軍事的な配置はすべて「合法的な自衛」であり対外的な侵略ではないと主張し、中東の緊張状態を意図的に維持しているのはワシントンだとして非難、これによって同地域での米軍の長期駐留を正当化しようとしていると指摘した。

トランプの二本立ての路線とペゼシュキアンの呼びかけ

この書簡のタイミングは興味深い。トランプは最近、イランの停戦要請を受け入れられる可能性を何度もほのめかしているが、「先にホルムズ海峡を開通する」ことを前提条件として提示すると同時に、イランを石器時代にまで爆破すると脅している。ワシントンはさらに、イランの濃縮ウランを差し押さえる軍事案も評価している。

こうした背景の中で、ペゼシュキアンはホワイトハウスを迂回し、米国の国民に直接呼びかけることを選んだ。分析者は、これはより米国内の世論に向けた情報戦のようで、トランプを交渉のテーブルに戻させることが目的というより、継続する軍事行動に対する国内の支援基盤を弱めることが狙いだとみている。

被害者の物語

『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、ペゼシュキアンが書簡の中でイランを、米伊関係における「歴史上、平和の側」に意図的に位置づけていると指摘する。両国にはこれまで良好な対外的な相互作用のための基礎があったことを強調したうえで、米側が軍事行動を続ければ長期の不安定リスクがもたらされると警告し、テヘランが対話を拒んでいるのではなく、ワシントンが交渉の扉を塞いでいるのだと示唆した。

ペゼシュキアンは、ハメネイへの襲撃に対する直接的な報復をうかがわせる発言を避け、代わりに被害者の物語を採用し、イランを「やむを得ず応戦する防衛側」として位置づけた。この公開書簡の中核戦略は、「自分自身を、接触に応じる意思がある側として形づくる一方で、衝突の責任を米国に帰す」というものだ。

公開書簡で講和を求めるが、IRGCは刃を研いでいる

しかし、ペゼシュキアンの平和的な構えは、イラン体制内部の別の勢力の動きとは大きく対照的だ。公開書簡が発表される2日前の時点で、革命防衛隊はようやく輝達、アップル、Metaなど18の米国企業を指名しており、「暗殺事件がもう一件でも起これば、関係部門は破壊される」と言い放ち、従業員に直ちに退避するよう求めていたばかりだった。

『ウォール・ストリート・ジャーナル』の報道は、テヘランの狙いは交渉そのものではなく、ナラティブ(物語)の主導権を握ることにあるとする傾向だ。市場にとっては、この書簡は短期的には沈静化のシグナルとして解釈される可能性があるが、IRGCが脅威を引き続きエスカレートしている現実の中で、中東情勢の不確実性が減っているわけではない。私たちが注目すべきなのは、公開書簡に何が書かれているかではなく、これから48時間以内に双方が実際に軍事的なレベルダウンを行うかどうかだ。

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